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ケーススタディ:Uberプラットフォームの電化のカギとは

Christopher Robinson, Research Director

多くの自治体が都市環境の脱炭素化を推進するにつれて、都市交通におけるUberの役割は深刻な課題をもたらします。ライドヘイリングが公共交通機関だけでなく従来の自動車所有と比較して排出量を増加させることを示唆する証拠は数を増やしています。 Uberは、2030年までに自社プラットフォーム上で提供するすべての車両を電化するという目標を設定しました。これは、自社で車両を所有していないことを考えると、困難な作業です。労働争議とロンドンの排出量への影響が原因となり、Uberが英国ロンドン市と激しく対立してきたことは記憶に新しいでしょう。

電化の取り組みの一環として、Uberは最近、ライドヘイリングに最適化された電気自動車を開発するためにArrivalとの提携を発表しました。 最終設計は2021年末までにリリースされ、2023年に生産が開始されます。

 

ユースケースとビジネスインパクト

Uberはこれまで、車両からの排出量を削減するために多面的な戦略を採用してきました。 ドライバーによる電気自動車採用の主要な障壁であると認識し、電気自動車をサポートするインフラを展開するための提携を行いました。 また、自動車メーカーと直接協力して電気自動車のコストを削減し、北米のChevy Boltの約2,500ドルの割引と、充電装置の20%の割引を確保しました。

北米の大都市で、同社は「グリーンライド」(電気自動車利用)を選択する消費者にそれらのコストの一部を転嫁しながら、低排出ガス車またはゼロエミッション車を採用するドライバーにより多く支払うという取り組みまで行ってきました。 UberとArrivalの提携は、車両による排出量の削減への取り組みの強化を表しており、Uberがこの提携により生まれた車両を購入するドライバーに金銭的インセンティブを提供することが予想されます。

 

#LUXTAKE(ラックスリサーチによる見解)

彼らは車両についての確固たる詳細を開示していませんが、UberとArrivalにはディスラプティブな電気自動車を製造する絶好の機会があります。 この車両に関して他の何よりも重要な問いがあります。それはバッテリースワップを導入するかどうかです。 UberはすでにAmpleと提携してバッテリースワップソリューションを模索していますが、Ampleは、パック設計の管理を維持したい大手自動車メーカーによって制限されるであろうとラックスリサーチはすでに指摘しています。

Arrivalは独自のパック技術を開発していると述べていますが、バンやバスなどの商用車に焦点を当てている企業として、バッテリースワップソリューションは他のクライアント企業にとっても魅力的です。 この車両はAmpleのスワップソリューションの先駆的な位置付けとなる可能性があるため、このUberとの提携や、ArrivalとAmple両社による動きを注意深くモニタリングする必要があります。

車載電池市場動向を理解する(ラックスリサーチ)

 

※本ブログ記事は、英文の記事を翻訳したものです。原文記事はこちらからご確認いただけます

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