先日、ラックスリサーチは『Top Technology Innovations Driving Growth in the Food and Beverage Industry(食品・飲料業界の成長を促す主要な技術イノベーション)』と題したウェビナーを開催しました。
このウェビナーでは、変わりつつあるフードシステム内で価値を獲得するために、いかに情報学、新たな原料、デジタルイノベーションを活用することができるかについて取り上げました。ラックスリサーチのディレクター、Josha Haslun, Ph.D.およびアナリストのHarini Venkataraman, Ph.D.は、食品・飲料業界の成長を促進する代替品、機能性成分、新たな販売チャネルという3分野について概説しました。ラックスリサーチのエキスパートによると、競合他社によるイノベーションや、資金が豊富で特定の目的にターゲットを絞って開発を手がける機敏なスタートアップが多く存在する中で、事業機会を捉えることは非常に困難であり、複数の戦略を実装することが必要であると指摘しています。
食品・飲料業界は、多様化する製品や原料を市場に提供するために、より多くの供給源を活用しています。また消費者は、ますます目の肥えた目で、無数のソリューションから商品の品質やそれがもたらす結果、そして価格を吟味し、選択します。
本ウェビナーで、Josha Haslun, Ph.D.およびHarini Venkataraman, Ph.D.はこの分野の主要な技術分野とさまざまなケーススタディについて取り上げました。主なポイントは次の通りです。
- 代替たんぱく質の今後は多様な代替品の組み合わせであり、長期的には有望な選択肢を逃すことなく、短期的な事業機会を模索すべきである
- 証明された健康上の利点を備える成分の発見を加速できるような能力を持つ技術開発企業と提携すべき
- 消費財メーカーは、コンシューマーに関する複数のデータを収集および分析し、パーソナライズに活用可能な販売チャネルを提供するスタートアップ企業との提携を模索すべき
ラックスリサーチは、これらの事業機会を活用しつつ、過度の拡大を回避するアプローチを紹介しています。『Top Technology Innovations Driving Growth in the Food and Beverage Industry (食品・飲料業界の成長を促す主要な技術イノベーション)』のオンデマンドウェビナーはこちらからご覧いただけます。是非ご利用ください。
※本ブログ記事は、英文の記事を翻訳したものです。原文記事はこちらからご確認いただけます。
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