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プレスリリース

マイクロバイオーム:消費財分野において事業機会が拡大

ラックスリサーチ

マイクロバイオームはイノベーションのホットスポットであり、消費財への利用を意識したマイクロバイオームのモジュレーションは食品・パーソナルケア企業が対応すべきアンメットニーズであり重要な事業機会となるとラックスリサーチは指摘

マサチューセッツ州ボストン-2021年11月11日過去10年間でマイクロバイオーム分野の研究は加速しています。この分野はアグリフード・ヘルスケア分野に多大な影響をもたらす可能性を持つことから、現在イノベーションの「ホットスポット」として注目されています。しかしながら、スタートアップ企業による活発なイノベーション活動にも関わらず、マイクロバイオーム分野では科学を製品開発に反映させることができておらず、事業機会としてもほんの一握りの分野に対応しているのみであると言えます。先端技術調査を専門とするラックスリサーチの新しい調査によると、消費財への利用を意識したマイクロバイオームのモジュレーションが、食品・パーソナルケア分野において事業を成功へと導くために取り組むべきアンメットニーズであり、また急成長している事業機会でもあることがわかりました。

ラックスリサーチの新しい報告書、『Microbiome-based Business Opportunities for Consumer Products(マイクロバイオームを基盤とした消費財分野の事業機会)』では、腸内マイクロバイオームや皮膚マイクロバイオームのモジュレーションを行う製品に焦点を当てて技術開発動向をまとめました。ラックスリサーチの分析では、腸内マイクロバイオームと皮膚マイクロバイオームのモジュレーションを5つの主要なカテゴリーにまとめています。

  • プロバイオティクス
  • プレバイオティクス
  • シンバイオティクス
  • ポストバイオティクス
  • バクテリオファージ

 

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今回の調査を担当したラックスリサーチのアナリスト、Harini Venkataraman, Ph.D.は次のように指摘しています。

『腸内マイクロバイオームおよび皮膚マイクロバイオーム分野では、イノベーションの機運が高まっています。腸内マイクロバイオームやプロバイオティクス、プレバイオティクスなどの関連製品はすでによく知られていますが、皮膚マイクロバイオームや経口マイクロバイオームには、より新しい事業機会があります。消費者の間で総合的な健康・ウェルネスへの関心が高まる中、食品・飲料品およびパーソナルケア企業は、健康に影響を及ぼすマイクロバイオームの影響を解明しようとしています。消費財企業が今後、生き残るだけでなく長期的に繁栄するためには、マイクロバイオーム分野の事業機会をものにすることが不可欠です。

今回の調査で、ラックスリサーチは、既知のニーズに加え、技術バリューチェーンにおける開発上のアンメットニーズを分析し、食品・飲料品およびパーソナルケア業界における川上・川下の企業にとってどのような事業機会が存在するかをまとめました。開発上のアンメットニーズは、マイクロバイオームのモジュレーション製品によって異なり、発見、新規用途、規模拡大、製剤化においてユニークな事業機会が存在します。

腸内マイクロバイオーム市場は急速に発展しており、多様な企業にとって参入機会が見られます。ただし、適切な事業機会の特定と関与方法を見極めることが、事業の成功には極めて重要です。川上の食品原料メーカーですでに腸内健康管理分野に参入している企業は、ポートフォリオを多様化する方法を評価しながら、中核製品の強化に注力すべきです。皮膚マイクロバイオーム分野は生まれたばかりの分野ではありますが、化粧品・パーソナルケア業界に大きな影響を与える可能性が高い分野と言えます。また、腸内マイクロバイオーム分野とは異なり、消費財分野の企業は皮膚マイクロバイオームがもたらしうる価値をほとんど取り込めていないのが現状です。

マイクロバイオームを取り入れた商品の購入増加においては、消費者教育と透明性の高いコミュニケーションが極めて重要な役割を果たすでしょう。この分野はブランドオーナー企業が主導権を握り、また責任が問われる分野ですが、消費財メーカーや原料メーカーも効果的なコミュニケーション戦略を採用し始めています。マイクロバイオーム事業で成功するためには技術の統合が不可欠であり、この分野に関心を持つ企業は、自社の商品に補完つながるようなシナジーをもたらすことができる企業との協働を検討すべきです。』

詳細はレポートのエグゼクティブサマリーをダウンロードしてご確認ください。

 

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