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プレスリリース

環境制御型農業(CEA):780億ドル市場へと成長見込みの6分野を特定

ラックスリサーチ

世界のCEA市場は2030年時点で1,000億ドル市場へと成長する見込み、なかでも自動化、管理と分析、照明、成長培地、作物投入量、種子の6分野が先行することに

 

マサチューセッツ州ボストン-2021年10月21-先端技術調査を専門とする米調査会社ラックスリサーチの調べによると、世界の環境制御型農業(controlled environment agriculture、以下CEA)は、2030年までに1,000億ドル規模の市場へと成長し、うち、6分野において潜在的事業機会は780億ドルにのぼることがわかりました。屋内で最適な生育条件下で作物を栽培するCEAの活用は、主に、環境負荷の低い食品に対する消費者需要の増大や、地産地消を促進する食料システム構築の促進、また、高品質の農作物をより短いサプライチェーンにて確保するというアクセス改善への取り組みの一環として、急速に拡大しています。CEAには、垂直農業分野のみでなく、食品から医療ヘルスケアまで幅広く利用されている特殊作物の屋内栽培も含まれます。

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ラックスリサーチは、新しい報告書、『Exploring Opportunities Arising from Controlled Environment Agriculture(環境制御型農業から生まれつつある事業機会を模索する)』にて、CEA市場への注目の高まりを取り上げ、また、特に大きな事業機会を提供する次の6分野において、どのような技術が必要とされるかについてまとめました。

  • 自動化:労働負荷を軽減し、そして/または生産ワークフローを合理化するためのロボットおよび機械化された操作

  • 管理および分析:作物の監視および/または生産ワークフローのモニタリングおよび最適化のためのツール

  • 照明:発光ダイオード、高圧ナトリウム、および蛍光灯

  • 成長培地:土壌なしで植物を栽培するための栄養素の供給

  • 作物投入量:作物保護、肥料、生体刺激剤、微量栄養素、植物栽培用基質

  • 種子:標準的な植物育種、遺伝子編集、またはコンピュテーショナルブリーディングプラットフォームの使用による遺伝資源の開発

本調査を担当したラックスリサーチのシニアリサーチアソシエート、Laura Krishfieldは次のようにコメントしています。

『過去10年間、CEA分野におけるイノベーションへの取り組みは著しく増加し、電力、建物/不動産、水、農業を含む幅広い産業に渡り、技術開発が行われてきました。しかし、現在利用可能なCEA技術を鑑みると、CEAが、屋外での農産物生産コストや作物面での多様性の面で同レベルにまで発展するためには、まだまだ長い時間が必要です。

CEAシステムの開発における3つの大きな課題は、効率的な電力管理、知識を備えており安価な労働力の確保、および生産物の品質や量的な改善です。この一連の課題を克服するために革新しつづけることができなければ、増加し続ける消費者需要に対応できず、CEA市場の成長率は低迷することとなるでしょう。』

詳細は、レポートのエグゼクティブサマリーをダウンロードしてご確認ください。

 

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