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プレスリリース

2050年の食品メーカー像とは?6つのトレンドが食品産業を変える

Lux Research

パーソナライゼーション、健康管理、サステイナビリティなどのメガトレンドは食品業界の構造的変化をもたらすため、これら変化への適応の過程で、食品メーカーは農業生産における役割や消費者ニーズへの対応など、自社のアイデンティティについても再考を迫られることとなる

 

マサチューセッツ州ボストン-2020年10月8日-  食品業界は全体的に成長を遂げているものの、大手食品メーカーの売上は減少傾向にあり、小規模なメーカーとの競争激化は業界大手に大きな打撃を与えています。そこで、ラックスリサーチは、新しいレポート、『The Food Company of 2050(2050年の食品メーカー像)』にて、今後、食品業界を形作る6つのメガトレンドを取り上げ、大手食品メーカーが今後生き残っていくために向こう30年間で取り組むべき課題について取り上げました。

今後注目すべき食品業界における6つのメガトレンド

ラックスリサーチは、食品産業の6つのメガトレンドとして、①健康維持のための食品、②サステイナビリティの追求、③センサー活用、④マイクロバイオームの役割を十分に理解する、⑤新しい産業構造への適応、⑥将来の消費習慣の把握、という6点を挙げています。

「今後継続して事業を成功させていくためには、これら6つのメガトレンドに食品メーカーは適応していく必要があります。以前よりも消費者は健康管理やサステイナビリティを重視するようになっており、日々の消費行動にもそれを反映するようになりつつあります。食品メーカーは、長期的な競争力を保つためにもリスクを取っていく必要があるでしょう」、と、ラックスリサーチのアナリストで本レポートの著者であるThomas Hayesは指摘しています。

健康維持のための食品、マイクロバイオーム、そしてサステイナビリティーこの3つのトレンドは今後の商品開発に大きな影響を与える

消費者は利便性や楽しみ以上のものを食に求めるようになっており、認知機能や運動能力の向上、健康維持、環境への配慮などをより重点するようになっています。ラックスリサーチは、多くの商品が健康管理への貢献を付加価値として提示するようになり、医療への依存削減を目指す消費者への訴求を目指すと考えています。また、食品廃棄物の削減、脱炭素化への取り組み、サステイナブルな容器包装の提供など、様々な面において環境保全への配慮が消費者の信頼を勝ち得るためには今後不可欠となります。

ユビキタス・センシングも食品業界の重要なトレンドの一つとなる

センサーの小型化、低価格化、高機能化を受け、センサーの活用が広がることも今後食品業界が注目すべきメガトレンドの一つとなります。これらセンサーは、食品の品質管理、食の安全性確保、さらには消費者の健康管理などに活用されることになります。「世界的なパンデミックにより、ウイルス検出や自己管理は喫緊の課題となり、消費者の消費習慣にも大きな変化をもたらしています。生鮮食品や植物性たんぱく質へのシフトを含め、消費行動がどのように変化しているか、また、アレルギー物質がどのように人々の生活に影響を与えているかを理解することは、今後の成功の鍵となるでしょう」とHayesは説明しています。

産業構造の変化は単なる商品開発・提供方法の変化にとどまらず、自社のアイデンティティや在り方についても再考を促すことになりうる

また、食品メーカーは産業構造の変化に適応する必要があります。サブスクリプション(契約型サービス)や食品配送における選択肢の増加、個別化、食の安全確保とトレーサビリティ、そしてデジタル技術の活用による迅速で安価な食品イノベーションなど、これらは大手食品メーカーが小規模で俊敏な競合メーカーと競争していくための鍵となります。ラックスリサーチは、食品メーカーが新たな産業構造への適応の一環として、自社のアイデンティティや在り方も含め、農業生産における役割を理解し、消費者の健康管理におけるニーズに対応していくことも重要であると述べています。

詳細については、レポートのエグゼクティブサマリーをダウンロードしてください。

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【関連リソース】

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