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プレスリリース

サプライチェーンのデジタルトランスフォメーション:統合と自律化に向けたイノベーションが活発化

ラックスリサーチ

デジタル技術の活用により、コロナウィルスによって見られたような混乱の多くを将来的に軽減することが可能

 

マサチューセッツ州ボストン:2020年4月30日 ー 過去数ヶ月において、コロナウイルスによるサプライチェーンの混乱が新聞などの見出しとなって取り上げられましたが、複雑化するサプライチェーンの全般的な効率化やリスク削減などを目指し、世界的にデジタル技術を活用したイノベーションが活発化しています。ラックスリサーチ では、新しい報告書、『The Digital Transformation of Supply Chain Management(サプライチェーン管理におけるデジタルトランスフォメーション)』にて、サプライチェーンを①計画と予測、②購買と調達、③在庫管理、④倉庫保管、⑤輸送、⑥サプライチェーン管理プラットフォームの6分野に分類し、デジタル技術を活用したイノベーション動向をまとめました。本報告書によると、倉庫管理および輸送分野においてイノベーションへの取り組みが最も活発である一方で、サプライチェーン管理プラットフォームのデジタル化が、計画や予測、また必要に応じた優先順位のシフトなど、高度にダイナミックなプロセス導入を可能とする上で重要であると指摘しています。

サプライチェーン管理の透明化は今後ベンダー選択にも影響を与える

「サプライチェーン管理の課題は、上流、社内、下流のあらゆる分野において生じています。多くの企業は、サプライチェーンの統合や効率化、また消費者ニーズの高まるトレーサビリティへの対応など、多くの課題への対応を求められています。このようなトレンドはベンダー採用や評価の基準自体にも大きな影響を与えています」、と、ラックスリサーチのリサーチディレクターで本報告書の執筆者であるJonathan Melnick, Ph.D.は述べています。

これまで、多くの企業は効率性や透明性の追求よりも、すでに提携のある部品ベンダーを優先的に採用してきました。しかしながら、ベンダーの企業情報やサービスに関するデータがより多く入手できるようになりつつあることを受け、一部企業は、必要に応じて馴染みのないベンターでも新規で採用するなど、長年かけて確立してきた関係性や信頼性のみに頼るベンダー選択からシフトし始めています。

デジタル技術の導入を受け、ダイナミックプライシングによる部品価格の設定が今後可能となる

デジタル技術は、購買・調達において、主に、商品の品質を理解し真正品と偽造品を検出する、また、価格の可視性を高めることで取引コストを削減する、という2分野にて活用されています。「サプライチェーンはますます複雑になり、また全体が複雑に絡み合っているため、リスク管理はより困難になっています。デジタル技術の活用を行うことで、増大する課題やリスクにより効果的に対応することが可能になります。」とMelnickはコメントしています。

ラックスリサーチは、今後、部品市場では、サプライヤーリスク、リードタイム、変動性などの複数のデータを活用し価格を設定する、ダイナミックプライシングの導入が行われると予測しています。

サプライチェーン・ソリューションプロバイダーは、今後、物理的な資産のみではなくデジタル資産の管理にも対応することになる

また多くの企業が在庫ゼロの製造モデルに移行するにつれ、サプライチェーン管理の役割は、物理的な資産のみではなく、デジタル資産の管理を含むようになるでしょう。「デジタル技術は進歩したもののサプライチェーン・ソリューションプロバイダーは、これまでバラバラ出会ったサプライチェーン上の各領域を統合し、サービスの最適化を行うことで、価値を高め、より自律的なサプライチェーン管理を提供していくことが今後必要となります」、とMelnickは述べています。

詳細については、本レポートのエグゼクティブサマリーをダウンロードしてご確認ください。

 

【関連リソース】

- ブログ: The State of Delivery Innovation Among COVID-19

- ブログ: Flexible Manufacturing Systems Combined with Industry 4.0 Can Further Progress Toward Mass Customization

- ブログ: Driving Factors of the Next Generation of Automated Inspection Systems